国内で唯一40年を超えて再稼働している美浜原発3号機について、大阪地裁は住民が求めていた運転差し止めの申し立てを却下しました。 美浜原発3号機は1976年に営業運転を開始。2011年福島県の原発事故後、定期検査やテロ対策施設の整備などで停止した後、再び稼働しています。
住民らは原発周辺に活断層が多く、建屋や設備の直下の地盤が変位する大事故につながる恐れがあり、避難計画も杜撰だとして美浜原発3号機を運転しないよう、求めていました。大阪地裁は20日、「本件発電所の安全性に問題があるとは認められない」などとして、住民の申し立てについて却下する決定を出しました。