新型コロナの軽症・中等症の患者を受け入れている大阪暁明館病院。
先週、満床が続いていたコロナ病床を2床増やし、14床にしましたが、新たに院内で感染者が3人出てしまい、現在は17床を運用しています。
いま深刻なのは、『人手不足』です。
【大阪暁明館病院・西岡祟浩事務長】
「きょうの時点では18人の陽性者と濃厚接触者が5人。20数人の出勤ができない状態。病棟のやりくりが厳しい状況」
大阪府からは23床の運用を要請されているものの、先月半ばから医師や看護師、職員の感染が相次ぎ、これ以上病床を増やすのは厳しい状況だということです。
対策として職員への4回目のワクチン接種を進めていますが…
【大阪暁明館病院・西岡祟浩事務長】
「どこまで耐えきれるか。陽性者に関しては10日でかえってくるので、 一巡するまで待つしかないのかなと思ったりする」
そうした状況の中「発熱外来」の役回りも変わってきているといいます。
【大阪暁明館病院・西岡祟浩事務長】
「〝コロナ判定外来〟に近い形になっている。 投薬も解熱剤を含めた対処療法の薬しか出せない状態。 (第7波では)患者の重症化は 明らかに落ちてきている。 行動自粛を要請しないけれど患者の病院への収容を そのまま内容を変えないということであれば、ミスマッチが起きてくる」