2007年2007年3月17日放送 (テレビ大阪)
2007年2007年3月22日放送 (奈良テレビ放送)
今回の花*
谷幸三さん
(大阪産業大学・非常勤講師)
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谷幸三さん
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大和川に生息する魚貝類や昆虫、植物などたくさんの生き物を観察し研究し続ける。各地で子どもたちのために観察会も開催して
います。
人間が汚した以上は
人間がきれいにするしかない
大和川には魚や虫、植物など
たくさんの生き物が生息しています。
それを観察し研究しているのが、
大阪産業大学・
人間環境学部非常勤講師
谷幸三さん。
この日は大和川の上流・能登川で
観察活動を行いました。
「22年前の大和川は、今の汚さの約3倍だったんです。
子供が変われば親が変わり、親が変われば地域が変わる。
地域が変われば大和川が変わる。
これを合言葉にして絵と作文の募集が始まったんです。」
(黒田伊彦さん)
今回のコンクールのキャッチフレーズは
「大和川で泳ぎたい」。
それぞれの作品に子どもたちのメッセージが込められています。
「大和川で鳥や魚たちと遊びたいです。」(子ども)
「水がきれいになって魚がいっぱいいる大和川になってほしいです。」
(子ども)
「遊べる大和川にしたいです。」(子ども)
川の水がきれいかどうか、
そこに生息する生物の種類で
判定することができるのです。
谷さんは、水生生物の自然観察ガイドを
作り、さらに、奈良県内で大和川流域の生物に
よる水質の移り変わりも調査しました。
「人間が汚した以上は人間がきれいにするしかない、
と思います。
私たちは子供たちと一緒にそれだけを
考えていこうと。
中流域ぐらいまで、ホタルが棲んだり、いろんなトンボが
たくさんいるという状態に
なってほしいなと思てますけどね。」
(谷幸三さん)
年々大和川の水質は改善されてきています。
季節になると蛍が乱舞する美しい川が戻ってくるのもそう遠いことではないのかも知れません。