2007年2007年2月17日放送 (テレビ大阪)
2007年2007年2月22日放送 (奈良テレビ放送)
今回の花*
植野裕章さん
(中学校教諭)
■
植野裕章さん■
大和川でアユの稚魚が発見されニュースになったが、大阪教育大学の学生だった植野さんは大和川と天然アユの関係を卒業論文で発表し、実際にアユの捕獲にも成功した
大和川の明るい未来
去年12月、大和川で仔アユが確認されニュースになりました。
東大阪市の中学校で教師を務める植野裕章さんは、
この確認より以前に、大阪教育大学の学生だった去年の2月、
大和川と天然アユの関係を卒業論文で発表、
実際にアユの捕獲にも成功しています。
植野さんがアユを確認したのは柏原市。
『投網を投げて2ヶ月ぐらいで30尾ぐらい
獲れましたね。』
(植野裕章さん)
捕まえたアユを研究室に持ち帰って詳しく調べた結果、
海から遡上してきた天然のものだということが分かりました。
アユの餌となる苔が豊富になってきている。
子どもの頃から大和川沿いで暮らしてきた植野さんにとっては
驚くべきことでした。
それは、大和川の水質が大きく改善されていることを意味するからです。
『大和川産まれの大和川産のアユがここに存在するんじゃ
ないかということが今後、調べていったらわかるんじゃない
かと思います。』
(植野裕章さん)
きれいな川にしか棲まないといわれるアユ。
その姿が増えていくほどに、大和川の未来も明るく感じられるはずです。