2007年2007年2月10日日放送 (テレビ大阪)
2007年2007年2月15日放送 (奈良テレビ放送)

(14) 葦から学ぶ大和川の水質

今回の花* 
太田勝之さん (葦刈りボランティア)
沼田恒雄さん
(大和川再生協議会メンバー)

今回の花▼太田勝之さん▼沼田恒雄さん▼大和川の我孫子大橋より下流の再生活動の一環として毎年2月に葦の刈り取りを行っている。

■太田勝之さん■
■ 沼田恒雄さん■
大和川の我孫子大橋より下流の再生活動の一環として毎年2月に葦の刈り取りを行っている。

 

川を愛する人たちの思いが1つになって…

大阪市住吉区の河川敷で2月に行われる
大和川の「冬季葦刈り(よしがり)」には、
毎年地元の住民や企業の人たちおよそ300人が集まります。



太田勝之さん・沼田恒雄さん


『水のそばに育つ葦は水中の窒素及び燐を地下の根から吸い取り、
それを成長のための養分として体に蓄えます。
それを皆さんがこういった形で刈り取ることによって、
川の中から汚れた窒素や燐を取り出すことになるんです。
これが重要な葦の働きになります。』(太田勝之さん)   

今年で5回目になる、この「葦刈り」をまとめているのが
大和川再生協議会の沼田恒雄さん。
『蓼科へ旅行で行ったのだが、
小川が、とても澄み切ってきれいで
魚が泳ぎ回っているという風景を見て、
私の町の住之江区の隣接してる川の掃除をしよう!』
と思いました。(沼田恒雄さん)



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清掃作業


葦を刈り取ってすっきりした河川敷で、年に一度の清掃作業。
葦が生えていたときには見えなかった大和川のゴミを、
みんなで拾います。

一本の葦で、約2,000リットルの水が浄化できるのだとか。
5年前に比べると魚や鳥たちの姿も増え、この辺りの水は
年々透明度を増しているようです。



子どもたちが泳げる川をめざして。



『大和川、本当にあの水質がよくなり、
子どもたちが泳げる川をめざしております。
泳げてそして釣った魚を食べられるという
川にしたいと思っております。』(沼田恒雄さん)




冬季葦刈りのようすと大和川

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