2006年12月9日放送 (テレビ大阪)
2006年12月14日放送 (奈良テレビ放送)
今回の花*北谷正義さん
■北谷正義さん■
大和川のスタート地点で、変わらぬその流れを見続けてきた奈良・都祁水分神社の神主さん。
大和川の変わらぬ流れを見続けてきた神社
奈良県・笠置山地の南部に位置する都祁高原。
のどかな田園風景が広がるここが大和川の流れ始める
場所、いわゆる源流の一つと言われています。
大和川のスタート地点には変わらぬその流れを
見つめ続けてきた神社があります。
都祁水分神社。創建は西暦730年。
水分とは、文字通り水の分配を司る神様です。
ここで今も見守り続ける、神主の北谷正義さんは語ります。
「昔から農耕には水が必要です。
ここは、古くから水の神として信仰をなされている農耕の神です。
また、私が小さい時には神社の下の川に入って魚を取ったりしてね…。
大和川の水は農耕だけでなくて、皆さんの心を潤す水である
と思います。」
大和川の源流は一つではありません。
天理市福住町の山ふところ付近、
さらに奈良市藺生の国道のそばを流れる、
一見目立たない細い水路のあたり。
そして桜井市大字のあたりなど、
いずれの場所も一級河川
大和川の命の始まりとなる密やかながらも美しい流れです。
周囲に暮らす人々に優しく見守られながら大和川源流の
清らかな流れはこれからも変わることはないでしょう。