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過去の放送2004年12月18日

冬こそ熱い!瀬戸内メバルゲーム
〜 愛媛県・しまなみ海道 大島 〜


冬から春にかけて旬を迎えるメバル釣り。
メバルは大きくてもせいぜい30cmほどの魚だが、体格に似合わず鋭い引きが特徴。
堤防や船、ルアーやエサなどいろんなスタイルで楽しめる人気のターゲットである。

本州と四国を結ぶ第三のルート・しまなみ海道。その途中にある愛媛県大島で、今回はシーズン初期のメバルをルアーで狙う。
アングラーはエギング番組にも登場した神戸在住の辻原伸弥と、岡山在住の佐藤真人。
佐藤は魚類専門の剥製作りを生業にする、ちょっと変わった経歴の持ち主である。

初日の午後3時、2人は宮窪漁港の防波堤で実釣スタートした。
メバル釣りの基本はいたってシンプル。
軽いジグヘッドにソフトルアーをつけてキャストし、一定のスピードでただ巻きをする。メバルのいる層を掴みさえすれば、簡単に釣れる。
しかし、走りの時期は活性が低いためか、横引きにはなかなか反応してこない。
そこで2人は、メタルジグで縦方向にアクションをつけてみる。
するとヒット。
このパターンがはまり、入れ食いになる。

夜、場所を移動し街灯の下で狙う。
メバルは夜になると、灯りに集まったエサを追って活発に動く。“メバルは夜釣り”と言われる所以だ。
2人は、ジグヘッドとソフトルアーをつけて横の釣りに挑戦。が、やはり食わない。縦の釣りに変えると、また入れ食い。パターンは読めた。

手軽で楽しいメバルゲームのノウハウを紹介する。


【出演者】
辻原 伸弥(つじはら やしんや)
佐藤 真人(さとう まさと)

【タックル図】
図をクリックすると拡大版が表示されます
----- 辻原・佐藤 使用タックル -----
ロッド (辻原)
ソルティストエクストリーム
STX-RF 73-SVF,74S-SVF
(佐藤)
ソルティストロックフィッシュモデル
ST-RF 762X
リール (辻原)
ソルティスト月下美人2004
(佐藤)
セルテ−ト1500
ライン 月下美人ライン2.5lb,3lb.
ジグ
ヘッド
SWロックフィッシュジグヘッド各種
SWタングステンロックフィッシュジグヘッド各種
ルアー 月下美人ビームスティック
月下美人エディームクレセント
月下美人プリズナー各種
タックル図
拡大図はこちら

水野裕子の釣りだーいすき♥ 〜 静岡県・中木港 〜

水野裕子 前回、メジナを上げることができたゆうちゃん。しかしかわいいリリースサイズであった。今回めざすは30cm。そしてサイズだけではなく、磯師をめざしてのもう一つの目標があった。

静岡県・中木港の渡船重五郎屋・山本船長の操船でポイント、白根へ。ごいっしょしていただいているのは、磯をこよなく愛するお2人、桜井いずみさん(磯釣り歴7年)と大浜由紀子さん(磯釣り歴3年)。
いずみさんから次のステップアップの課題が。「一人で上げて一人前!」。取り込みだ。ゆうちゃん、さっきは上げるには上げたが、取り込みをいずみさんに手伝ってもらっていた。
1人での取り込みをめざす。ヒット。いずみさんが横にきてくれる。「魚が浮いたら、しゃがんで、タモを脇にはさんで・・・」。しかし激しい波が押し寄せる。「竿が手から離れそう・・・」。結局断念。いずみさんの手助けを受けた。ゆうちゃん、悔しそう。
態勢を立て直すため、ここで一息おいて女性アングラーどうし釣り談義。
「いずみさん、磯の魅力ってなんですか?」
「磯って毎日、そして1日のうちでも刻々と状況が変わるじゃないですか。観察力が必要となりますよね。それを把握して、組み立ててバシッと釣れると気持ちいいんですよね」
ゆうちゃんもやる気が出てきた。再度挑戦。きた。今度は1人で取り込みたい。しかし、残念ながら最後だけ手伝ってもらった。サイズは29cmとまずまず。あと少しだ。目標達成にむけ、竿を出す。ヒット。今度は慎重にタモを伸ばす。見事キャッチ。「自分で取り込みました!」。サイズは28.5cm。目標30cmには届かなかったものの、初めて1人で上げた価値ある一尾。「あと、ちょい。いける、いける」。楽しそうなゆうちゃん、がんばれ。
来週はいよいよ30cmか!?
フィッシングロケ日記 12月放送分
念願の磯釣りに来ることができました。
思い起こせば4月に予定して以来、やっとです。どうやら台風を呼んでいたのは、今日はロケに来ていない番組プロデューサーだったようです。

まず練習したのはコマセの撒き方、仕掛けの投入。
コマセは何とかできたかなと思いますが、振り込みが非常に難しかったですね。
ヘラブナ釣りに似ているなとイメージしたのですが、風とか波があるので難しかったです。
どうなることやらと思い、内心、ロケ初の釣果ゼロを覚悟していたのですが、すぐにリリースサイズのちっちゃいちっちゃいものだったものの、メジナを無事釣ることができました。
最終的には、今回教えてくださったいずみさんと由紀子さんのおかげで、38cmという大満足のサイズをあげることもできました。

私の田舎ではメジナはグレと呼んでいます。
ちっちゃい時にサビキ釣りで幼魚のメジナをよくあげていたんですが、クリクリした黒い目が大好きでした。「どうしてもこのカワイイ魚を飼いたい」と、家に一匹連れて帰った思い出もあります。

そして、初めてメジナをいただいたのですが、お刺し身、唐揚げ、なめろう、煮付け、どれもこれも絶品で「なんだ、おいしいじゃん」という感想です。

いずみさん、由紀子さんのお2人とまたごいっしょさせていただき、ぜひ釣って帰って、今度は自分の手でメジナを料理したいなと思いました。
釣って楽しい、食べておいしい魚でしたよ!


● 取材地連絡先: 渡船 重五郎屋
0558−65−1016