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過去の放送2004年10月16日

カットウ釣りのショウサイフグ
〜 千葉県・大原 〜


今回のザ・フィッシングは番組初登場となる対象魚、ショウサイフグを狙ったカットウ釣り。
ほぼ1年中釣れるが寒い季節に味が良く、初冬から春先までの船釣りの好ターゲットで、関東の沖釣りゲームフィッシングではアジやタチウオといった、人気ターゲットに肩を並べるほど。
フグの種類は多いが、その中で、釣りとして確立しているのはショウサイフグだけなのである。
カットウ釣りとは、カットウという錨バリを使い、返しがなく、鋭く尖った3本錨のカットウバリを1個か2個、エサを刺すためのハリを繋いだ中通しオモリに吊り下げた仕掛けを使う、関東の伝統釣法。そんな旬の魚を狙って、千葉県大原港にやってきたのは、大塚貴汪と北本茂照。

午前5時30分ポイントである大原沖に到着。ポイント到着後大塚の竿にすぐにアタリは来た。
上がってきたのは背に綺麗な斑模様を見せた良型のショウサイフグ。
続けて、北本にもヒット!出だしは好調だ。
ショウサイフグはエサが豊富な海底に大きな群れでおり、時合いになれば嫌というほど釣れるはずなのだが、そう簡単にはいかないのがこの釣りの醍醐味。エサ取り名人と呼ばれるカワハギとも近い仲間で、神経質な性格をしており、微かなアタリでエサだけかじり取ってしまうため、なかなかハリ掛かりしない。
その難しさもショウサイフグの魅力に一つとなっている。

その後もショウサイフグは連発!そして午前11時30分釣行終了となった。
ショウサイフグは身にも微毒を持っているため、持ち帰る際には絶対に専門家に処理をしてもらうようにしたい。
ショウサイフグの繊細なアタリとスリリングなファイト、関東の伝統釣法カットウ釣りの魅力に迫ります。
どうぞ、お楽しみに!!


【出演者】
大塚 貴汪(おおつか たかひろ)
北本 茂照(きたもと しげみつ)

【取材地連絡先】
松鶴丸(しょうかくまる)
0470−62−1569

【タックル図】
図をクリックすると拡大版が表示されます
----- 大塚 使用タックル -----
ロッド リーディングXL カットウ145
アナリスター カットウフグ
リール スマック100R
+軽量アルミラウンドノブ
ミチイト 棚センサーブライトR 1.5〜2号
サキイト タフロンZR 5号
1〜1.5m
エサバリ ワームフック2/0
ハリス ディーフロン船ハリス 16号
タックル図
拡大図はこちら

----- 北本 使用タックル -----
ロッド アナリスター カットウフグ
リール ラウル150L 早技
ミチイト 棚センサーブライトR 2号
サキイト タフロンZR 5号
1m
エサバリ ワームフック2/0
ハリス ディーフロン船ハリス 16号
+ビニールパイプ
タックル図
拡大図はこちら

水野裕子の釣りだーいすき♥ 〜 神奈川県・平塚沖 〜

水野裕子 旬の魚を狙って、相模湾を移動中のゆうちゃん。生まれて初めて憧れのシイラを釣り上げ、次のターゲットは本ガツオ。が、サバの猛攻に苦戦中。

ごいっしょしてくれているのは、釣具メーカー勤務の五明紘子(ごみょうひろこ)さん。月に3回のペースで楽しむ釣り大好きの女性で、年齢、キャリアともに近く、2人は楽しく釣りをしている。
直前までターゲットが知らされず、船長の後藤さんが状況を見極めて、ポイントに向かう今回の釣行。こんなやり方はゆうちゃんも初めてで、ワクワク。
船長から到着の声が。イワシだまも見え、ヒットを予感させる。2人はさっそく竿を出す。来た、本命のカツオか?しかしやはりサバ。「サバでもいい」というゆうちゃんだが、ここまで来たからには本命を釣りたい。ナブラも見え、海の状態は悪くない。2人は船長の指示で、エサ釣りからルアーに変更した。狙うのは浅場。するとすぐに五明さんにヒットが。カツオだ。五明さん、見事1本目を釣り上げた。続いてゆうちゃんにもアタリが。サバとは違う感触。ゆうちゃん、期待が高まる。やった。待望のカツオを釣り上げた。

その後もヒットが続く。船長が鳥山を発見。2人は急いで投げ続けた。結果、ゆうちゃん、五明さんともに3本ずつのカツオを釣り上げ、2人は大満足で船宿へと戻った。

ここでは終われない。2人は釣ったばかりのカツオをさばいていただき、いただく。思わず「うまい!」。
五明さんも「ここまでが釣りですよねー」。初めて自分の釣ったカツオをすっかりたいらげそうな勢いのゆうちゃんが一言、「食べすぎかなー」。

次回もゆうちゃん、海に出る気まんまんだが

フィッシングロケ日記 10月放送分
やっぱりといいますか、相変わらずといいますか、もう何度目になるか覚えていませんが、またロケが台風にぶち当たりました・・・。
というわけで、今回まずおじゃましたのは、海釣りパラダイスさんです。タイ、アジ、ウツボとかいろいろいて、これが本当に釣れるのかと思いました。リールもないシンプルなさおで釣ったのですが、こんなに難しいのかと痛感。アジは逃がすわ、タイは逃がすわ、糸は切れるわ、とさんざんでしたが、ちっちゃい時に行った釣り堀を思い出して、すごく楽しかったです、そしてすごく悔しかったです・・・。
ここでは釣った魚をさばいたり、焼いたりしてくれます。お手軽で、海や川になかなか家族で行けないお父さんにもおすすめ。釣りの入門としても最適だと思いました。

そして何とか波もおさまり天気もよくなって、ほぼ半年ぶりに沖に出て釣りをすることができました。ごいっしょしてくれたのは釣具メーカーに勤める五明さんという、私と同年代の女性の方でした。ターゲットはシイラと本ガツオ。シイラは私の釣りたい魚の中でも上位にくいこんでいます。あの形、色、サイズ。雑誌やテレビで見て、すごくあこがれていました。

最初はちょっとちっちゃめで、あっこんなものかな、と思いつつも感動していたのですけど、なんとそのあとにメートルオーバーを釣ってしまいました。それはそれはものすごく腕が痛かったです。そして何よりも興奮したのは、ルアーで釣ったのですが、今までルアーはシーバスにしろ何にしろ、あまりうまくいかなかったので腰がひけ気味だったのですが、今日は1匹目も2匹目も、シイラがルアーを追って、あわせる瞬間までしっかり見えたことでした。バスでもこれほど見えたことがなかったので、テンションが上がり、楽しかったです。

そのあとは本ガツオを。後藤船長がうまく鳥山やイワシだまを見つけてくれ、よく釣れました。でも釣っているとシイラが食いついてきまして、思わず「じゃまだよ」って思ってしまいました。
直前までこんなに興奮したのは人生で何度目かというくらい興奮をしたにもかかわらず、その時は「シイラじゃまだよ、もう来ないでくれ」と思ってしまいました。人間というのは、わがままだなと本当に痛感しました・・・。


● 取材地連絡先: 庄三郎丸
0463−21−1012