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過去の放送2003年3月22日

細糸釣法で渓流のヤマメと戯れる
〜山梨県 桂川 〜

 
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 二月。そして三月。各地の河川で渓流釣りが解禁になった。山梨県桂川もその一つ。富士五湖の山中湖を源とする関東の人気河川だ。
 解禁五日目。二人のアングラーが桂川を訪れた。伊藤稔。岩手県在住。ツケエサを自然に流すナチュラルドリフト理論の提唱者。渓流釣りを嗜む者ならその名を知らぬ者はいないといわれるカリスマだ。そして狩野昌彦。群馬県在住。渓流の王者サクラマスをはじめ大物釣りの実績豊富なエキスパートだ。
 大物が狙える河川として人気を博している桂川。伊藤はゼロ釣法で挑む。0.1号という極細の糸でヤマメを狙う。ポイントは桂川下流域のある瀬。ヤマメが潜んでいそうな流れに静かに仕掛けを投入する。目印は水面に対しやや斜めになった状態で流れて行く。
 やがて目印が止まった。『食った。』0.1号という極細糸を使う伊藤は微妙な力加減でアワセをいれる。それに続くやり取りも慎重だ。魚が抵抗すれば竿を寝かせ抵抗を止めたら竿を起こす。決して無理はしない。たっぷりと時間を掛けて魚を取り込む。太糸なら容易いサイズの魚もゼロ釣法なら二倍も三倍もやり取りを楽しめる。『ゼロ釣法は遊びの釣りです。』無事、魚を取り込み伊藤は笑顔で語った。
 大物釣り師、狩野も0.2号という細糸を使う。『細糸を使ったやりとりは大物釣りに通じるところがある』という狩野。解禁五日目で手強くなったヤマメを次々と釣り上げて行く・・・。結局二人合わせて30尾。
 エキスパートたちの細糸釣法に迫る。
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【出演者】
伊藤  稔
狩野  昌彦
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【取材地連絡先】
桂川漁業協同組合   0554−22−5158