ザ・フィッシング > 2002年放送一覧 > 7月27日放送
全国各地、様々な釣法で親しまれているチヌ。 今回は特に関西での人気が高いカセのチヌ釣りを紹介する。三重県鳥羽生浦湾。水面に浮かんだいくつものカキの養殖イカダ。チヌはカキやカキに付くゴカイ類を食べようと養殖イカダの周りによってくる。カセ釣りはこの養殖イカダにカセと呼ばれる小船を掛けてよったチヌを狙う釣り方だ。アングラーは瀬川彦次。一日に三桁のチヌを釣ることもある、カセ釣り一筋29年の大ベテランだ。 釣行初日の7月1日。カセの上からダンゴを投入してみると、目で確認できるほどのエサトリがいる。主にアイゴとボラ。かなりの数で、しかも大きい。中層でそれらがダンゴを割り、海底までサシエサが届かない。しかし瀬川は長年培った技と経験でエサトリをかわす方法を考える。手返しが勝負のカセ釣りでダンゴの硬さを変えるため、ダンゴを練り直す時間はない。そこでダンゴの硬さを握り方で調節する。握りの数を5回から8、9回と増やすのだ。一見単純な方法だが、非常に理にかなった方法だ。そしてダンゴが底についたら、道糸を張らずに自然にダンゴを割る。ダンゴの割れを遅くしてエサトリを浮かせ自然とチヌにサシエサをアピールする方法だ。アタリが出た!しかし瀬川は早合わせをしない。じっくりとエサトリのアタリを判断し、チヌのアタリだけをひたすら待つ。ヒット!! 後半は名古屋港での落とし込み釣り。名手・山下繁裕がスレ切ったチヌに有効な必釣テクニックを披露する。 |
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【出演者】 山下 繁裕 瀬川 彦次 |
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【取材地連絡先】
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