イカダ＆落とし込みのチヌ釣り 〜福井県若狭、愛知県名古屋港〜

（写真：（左）瀬川　彦次・（右）山下　繁裕）

全国各地、様々な釣法で親しまれているチヌ。今回は特に関西での人気が高いイカダと落とし込みのチヌ釣りを紹介する。 福井県若狭の本郷はイカダ釣りのメッカ。この釣りをする者でここを訪れたことがない者はいないといわれる程、有名な釣場である。７月の本郷ではチヌの数釣りが楽しめる。関西屈指の釣場で名手の数釣りテクニックに迫る。アングラーは瀬川彦次。「本郷ならいい日に当たれば一日に三桁（１００尾）を釣ることも可能なんですよ」と笑う。イカダ釣り一筋２８年の大ベテランだ。 釣行日。瀬川は順調に釣果を重ねる。チヌの魚影は濃かったが、同様にエサトリも多い。その主役はアジ。瀬川は海底で誘いをかけ、アジをかわしながらチヌを釣り上げて行く。 通常アジが多いと誘いは逆効果だといわれる。チヌよりも先にアジがツケエサを見つけ食いついてしまうからだ。しかし瀬川はアジにツケエサの存在を気付かせない微妙な操作で誘いをかける。厄介なアジを避けてチヌを連発する様は正に名人技だ。「数釣りの全国競技会で４回優勝したのは僕だけなんです」さらりと言ったその言葉にゆるぎない自身が満ち溢れていた。 後半は名古屋港での落とし込み釣り。名手・山下繁裕がスレ切ったチヌに有効な必釣テクニックを披露する。

【出演者】 瀬川　彦次 山下　繁裕

【取材地連絡先】 イカダ釣り：金丸渡船　（0770）77−0083 イカダ釣り：千賀漁業協同組合　（0599）33-6073 落とし込み釣り：東洋丸　（0562）92-3013

＊落とし込み釣り  ロッド 落とし込みスペシャル４５ＵＭ  リール シーマチック６８  ミチイト アストロングレイト　１．５号  ハリス タフロンＺ　１号 ＊イカダ釣り  ロッド 　極イカダ誘い１６５  リール 　バイキング極５０  ミチイト  ＆ハリス 　タフロンＺ　１．５号