ヤエンとエギで狙うアオリイカ 〜和歌山印南、日ノ御崎〜

（写真：左、村田　満　右、中井　一誠）

ヤエン釣りは道糸で活きアジを縛って泳がせ、アオリイカが抱きついてくるのをひたすら待つ。イカがアジに抱きついたらこの釣り独特の駆け引きが始まる。なにしろアジには針が無い。イカを怒らせないよう慎重に引き寄せ道糸にヤエンを掛けてロープウェイのように滑り落とす。ヤエンは先端にイカ掛け針がついている釣具で、この釣りは要するに魚を掛けた後から掛け針を投入するのだ。 　アユの友釣りの名手・村田満は２年前にヤエン釣りを経験して以来、その魅力の虜になっている。「一回でもヤエンをやったら最後。どぉっぷりイカ人生やー！乗せたイカは全部取り込みまっせー」と吠える村田。今回は初めてヤエンを教わった地元名人とともに和歌山県印南の磯と堤防で大型を狙う。 餌の木と書くエギは昔から日本に伝わる擬似エサだ。数年前から和製ルアーとして脚光を浴び、今では海のルアーフィッシングの１ジャンルとして定着している。 アングラーは海のルアーフィッシングのスペシャリスト・中井一誠。今回はシーズンイン直前の地元和歌山を釣り歩く。「エギングの面白さはテンポ。次々とポイントを換えて釣りをします。ドライブがてらに竿を出す気楽な釣りです(笑)」晴れ渡った空の下 でドライブ＆フィッシング。食べて美味しい人気ターゲットアオリイカを2つの釣法で狙う。

【出演者】 村田　満 中井　一誠

【取材地連絡先】 高井丸（磯渡し）（0738）43−1133

＊ヤエン―村田満  ロッド スーパーＩＬメガドライ１号−５３、ＶＳトーナメントＩＳＯ　ＳＰ Ｆ−１　１．５号−５３  リール アオリマチック夜光４０５０  ライン メガフロンＦＴ　１．５号 ＊エギ―中井一誠  ロッド ソルティスト　ＳＴ−ＥＧ７６  リール トーナメントＺ　２５００Ｃ、エギスペシャルスプール  ライン エギセンサー　０．８号  エギ 餌木イカ名人(Ｒ)　３．５号