ザ・フィッシング > 2001年放送一覧 > 2月26日放送

過去の放送2001年2月26日

反町隆史 Winter BASSING
〜タフコンディションで魅せる冬バス攻略〜

image 全国ツアーを控え連日のリハーサルに追われる中、数少ないオフをバスフィッシングで楽しもうという反町隆史が、ホームグラウンドである霞ヶ浦を訪れたのは1月25日。まだ夜も明けぬ5時30分、マリーナに到着した反町はすぐさま自分のボートでタックルセッティングを始めた。氷点下に近い気温、低気圧の影響で予想される天候の悪化――、そのタフコンディションも前日から想定していた反町は、和やかな表情で準備を進めていく。

 6時30分、マリーナを出発した反町は、その日のコンディションを確かめるようにまず近場で一通り探りを入れた後、昨年末55cmを挙げたポイントへ移動。岸際に1kmほどテトラの続くこのポイントは、広い霞ヶ浦でもベストポイントのひとつ。ルアーのサイズ、カラーを変更しながら、丹念にテトラ際を探っていく。しかし、わずか2.9℃と予想以上に低い水温は、重くたちこめた雲で一向に上がらず、バスの活性も高まらない。真剣な表情でひたすらキャスティングを続ける反町だが、バスからの反応は全く伝わってこない。さらに、風も徐々に強まりコンディションはますます厳しくなっていく。

 風を避けポイントを変更するが、やはり反応はない。午後になり小雨も降り始めた中、ようやくこの日初めてのバイトがあった。が、すぐにフックから外れてしまう。それにめげることなくキャストを繰り返していた反町に再びヒット。かなり大きそうだ。慎重にやり取りを繰り広げる。しかし、バスとの距離を詰め始めた瞬間、痛恨のバラシ!この時期、バスの当たりは小さく、喰いも浅い。本当に残念そうな表情を見せるが、このタフコンディションはバスプロでもなかなか結果をだせない状況である。

 「“The Fishing”子供の頃から見てたから、『やっぱ釣らなきゃ』(笑)と思うからプレッシャーはあるよね。」と反町はにこやかに語るが、そのプレッシャーとタフコンディションの中、バスを求め続け9時間以上キャスティングを繰り返した。あらゆる状況を想定しながら、集中力を絶やすことなく何百回とキャストし続けた末の満足できる、そして価値ある一尾だった。まさに満面の笑みを浮かべた反町は高々とバスを掲げた。
image
【出演者】
反町 隆史
【取材地連絡先】
グランパス・ヨット (0298)26-0468
image
タックル
 ロッド  ハートランドZ
        601MLXB−S・601MLXB−Sti
 TD BATTLER
        Krypton 601MLFS・Rapier 631MHFB
 リール  TD−X 103H/105HL
 TD−Z 2506C/103H
 ライン  TD LINE VERTICE
        10Lb/14Lb
 ルアー  TDシャイナー G・TDミノースクーバ G・ラバージグ