ザ・フィッシング > 2000年放送一覧 > 11月27日放送
鹿児島県甑島は、シーズン初期から型の良いグレが狙えるフィールドだ。上甑島の里周辺で45cmオーバーを狙う。アングラーは鹿児島在住の藤園賢一郎・34歳と榊秀之・28歳。二人の若手が挑む。 釣行初日。強い北西風が上甑に吹く。二人は風が出た時有望な学校瀬に上がる。最初の一尾は、藤園だった。潮の流れと風向きが逆という難しい状況の中、道糸を風にはらませてサシエサを潮流に乗せて食わせた。 38cmの口太。が、その後、苦戦を強いられる。エサトリの中でも厄介なウスバハギが釣り場に出現。サシエサがグレのいる層まで持たなくなってしまう。 午後。グレの食いが安定しているといわれる近島のエボシに上がる。が、ここもウスバハギ45cmオーバーはおろか、木っ端グレすら食わない。そんな中、磯際を丹念に攻めていた榊が、33cmの口太をなんとか引きずり出しこの日は納竿。 二日目。北西の風がいっそう強さを増す。二人はそれぞれ一級ポイント、黒神で33cmの口太を一尾ずつ追加。が、またしても風が強くなり止む無く磯変わりを強いられる。最後に上がったのは里の地磯。北西風を避けて釣りをできるポイントはここ以外になかった。 潮はまったく流れていない。それもそのはず。ここでは普段から誰も釣りをしていない。しかし二人は、最後まであきらめない。この厳しい土壇場の状況の中で藤園はじっと海面を。 ある戦術を決断する。それは、グレ釣りの基本である“潮の流れを釣る”というセオリーからかけ離れた釣り方だった・・・。 <写真:藤園 賢一郎> |
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【出演者】 榊 秀之 藤園 賢一郎 |
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【取材地連絡先】 蝶栄丸 (0996)33-1169 |
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