標高3,000mの山々が連なる
日本アルプス
断崖絶壁
の道のりを舞台に繰り広げられる
「
日本一過酷なレース
」が幕を開けた
そこに挑むのは
前回大会で
史上最速記録
を出した
大阪の
消防士
今年
連覇
とさらなる
記録更新
を目指し
己の
限界
に突き進む
土井 陵
どい たかし
大阪市出身。消防局の指令管制員を務める。
大学までの11年間はバスケットボールに励み、
山を走るトレイルランの門を叩いたのは
30歳を過ぎてから。
初出場の大会で優勝して以降、
数々のトレイルランの大会で
結果を残し世界の舞台でも活躍を見せる。
2022年に参加した
TJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)で
大会記録を6時間以上更新する
”4日17時間33分”で優勝。
連覇がかかる今回は、
さらなる記録更新を目指す。
TJARとは
日本海(富山県)から太平洋(静岡県)まで全長415km・標高差の合計27,000m。
フルマラソン10回分、富士登山7回以上に相当する道のりを8日以内に走破する。
長期間のレースに必要な装備と食料は、全て自分で調達。
宿はなく、テントや寝袋で僅かな仮眠をとる。
その距離やコースの難易度から「日本一過酷なレース」と呼ばれている。