「1曲目のリクエストは第3工場の〇・△さんから・・・。
母親が大好きだったこの曲をもう一度聞きたいんです、というメッセージをいただきました。」
関西唯一の女子刑務所・和歌山刑務所で14年もの間、放送が続けられている刑務所ラジオ。
リスナーは、刑務所に服役する受刑者たちだ。
刑務作業中の受刑者
リクエストを書く受刑者
受刑者たちは年に1回、思いを綴ったリクエストカードをラジオDJへ届ける。
リクエストした曲が実際に放送されるかどうかは、放送のその瞬間までわからない。
娑婆（しゃば）での思い出、出所後の希望、家族への思い・・・。
受刑者たちの様々な心境が交錯するこのラジオ番組、
DJを務めるのは大阪の寺の住職・巖水法乗さんと、和歌山で司会業を務める向井千恵子さんの2人。
DJ・向井千恵子さん
DJ・巖水法乗さん
ボランティアでこの活動を続ける2人の思いとは？
そして刑務所ラジオが受刑者たちに与える影響とは一体何なのか？
ぜひ、ご覧ください。
ディレクターからひと言
刑務所ラジオが受刑者たちに与えている影響とは何なのか？
この９ヶ月間、刑務所に通い続け、受刑者たちへの取材を重ねることで、
その答えが少しずつ見えてきました。
それぞれの境遇で様々な思いを抱えた受刑者たちと、 彼女たちに特別な時間を提供している刑務所ラジオ。 番組を通して、その繋がりを少しでも感じて頂ければ幸いです。