ついにその時が…妹を殺した犯人と刑務所で対面

あなたは、自分の家族を殺した犯人を許せますか?
そして、親からも社会からも見捨てられた元犯罪者に温かい手を差し伸べられますか?
ふたつの問題と向き合い、自問自答しながら、それを実践する人がいました。
7年半に渡って、加害者を憎みながら愛情を注ぐ。矛盾する葛藤と闘う男の7年半を追いました。
(プロデューサー)

01.妹を殺された兄の葛藤

妹を殺した男がまもなく釈放されると聞いた主人公・
草刈健太郎さん。心は揺れる・・・

02.被害者を作らないために

草刈さんは、15年前、犯人をどうにかして殺したいと本気で思っていた。
しかし、気が進まないまま犯罪加害者の更生を支援する活動を始めた。

今では刑務所や少年院を出た人が再び犯罪に手を染めないよう住む場所や仕事を与え、
親のように面倒を見ている。

03.裏切られても・・・

職と住が満たされていても、
少年院から出た者たちは、3か月も経つと約束を反故にし、
窃盗や薬物、詐欺など犯罪に再び手を染める者も少なくない。

支えたそばから裏切られることも日常茶飯事。

それには、彼らの生い立ちにも深い関わりがあった。

04.加害者と被害者のはざまで

繰り返される犯罪…

それには、彼らの生い立ちにも深い関わりがあった。

05.妹を殺した犯人との対峙

15年前にアメリカに移住した妹を殺した犯人は、
妹の夫・チェイス。
なぜ殺したのか、彼は裁判で何も語らなかった。

ロサンゼルスから遠く離れた小さな町の刑務所にいる彼が
まもなく仮釈放されると聞いた。
チェイスからは、一度の謝罪も手紙もない。

霧の濃い朝、刑務所の中でチェイスと対面した。

しかし、彼の発言に耳を疑った。
思わず出た言葉が…「おまえを殺したい」

兄が出した答えとは?