坂本 七菜 テレビ大阪アナウンサー TKO 木本 武宏 朽木 量 千葉商科大学教授 カジポン・マルコ・残月
MC GUEST

お墓から見たニッポン
SEASON3 出演者コメント

TKO 木本武宏さん コメント

TKO 木本武宏さん コメント

シーズン1、2、3、段々と庶民のお墓への興味が深く、強くなっていますね。

僕のSNSとかで告知したら『お墓の番組って何?』って反応が多くて。初めての人が見たよって言ってくれたりするのがすごく嬉しいです。

この番組は関西ローカルですけど、YouTubeでも配信するんで、全国、世界中に見てほしいですね。

今、シーズン3のロケが全部終わって、自信が十分あります。

今回の3つのお墓はみんな歴史的には敗北っていうたらおかしいですけど、悲劇のヒーローなんですよね、人生の大勝負をかけて散っていった人たちというか。

生き様が後世の人たちに語り継がれて、尊敬の念を受ける場所としてお墓が作られている。

それを見ると、歴史ってすごいな、面白いなっていうのがさらに強くなりますね。

じゃあ自分はこれからどうしたらいいか、って思ったときに、いつか入るお墓、この人ってこういう人生送ったよなって思ってもらえるように、胸張って生きていかなあかんなって思います。

でも急にいろんなことはできないんで、まずは嫁さんに嘘つくことからやめていこうかな(笑)。

番組タイトルの通り、お墓というフィルターを通して、当時の日本の時代背景というのがすごくわかりやすく、リアルに想像できます。

お墓ですけど番組の内容は全然堅くないです。お気軽に見られるので是非ご覧ください。

朽木量 教授 コメント

朽木量 教授 コメント

今まで私自身が庶民の墓を研究してきていたので、学術的、専門的には面白いなと思ってきたんですけど、それが一般の視聴者に伝わるのかが分からなかった。

でも、シーズン3になって、番組を通じてだんだん一般の方にも墓を拝む楽しさ、いろんな墓を見て回る楽しさみたいなものが見えて、伝わってきているというのを実感しています。

お墓参りをするということは襷リレーみたいなものだと思うんです。

亡くなった方から教訓を受け取って、次の世代に襷を繋いでいく、お墓を大事にしようっていう気持ちが受け継がれていく。そういうものがSEASON3ではたくさん見えたのですごくよかったなって思います。

今回(SEASON3)行く3つのお墓ともに共通することなんですけど、地域を挙げてお墓を大事にしているっていうのがよく分かるんです。

例えば静の里は、義経と静御前のお墓を公園にして地域の人がすごく大切にしているし、九度山も駅のところから盛り上げて、地域のなかで真田との縁っていうものを大事にしている。赤穂浪士の墓にしてもそう。

やっぱりただ有名人のお墓っていうだけじゃなく、地域のなかで大事にされている、みんなが誇りに思っているというのが伝わってきたのがすごくよかった。町ぐるみで盛り上げていこう、讃えていこうっていうのが伝わりましたね。

私はお墓の、その向こうが見たい。お墓が当時の社会や歴史の入り口、窓口となる。その向こうが見たい、お墓の先が見てみたいんです。

ぜひ視聴者の皆さまにもそれを感じてほしいです。

カジポンさんコメント

カジポン・マルコ・残月さん コメント

僕は元々著名人、歴史的人物のお墓を参っていたんですけど、このシリーズを通して庶民の墓の魅力に目覚めました。祖先を敬う気持ちが分かって、感動することが多いんです。

印象深いのは大阪七墓巡り。“この時代に生まれたかった!”って思いました。

墓マイラーってちょっと変わった人みたいなリアクションを受けることがあるんですけど、あの時代に生まれていたら、イベントのように他人の墓をお参りすることが当たり前で、赤の他人の墓掃除をすれば功徳があるっていう文化が日本にあったということが素晴らしいと思いました。

今回もいいお墓が多くて、義経は横に静御前が、信繁(幸村)はお父さんの昌幸が、赤穂浪士はみんなが揃っている。こういう風に後世の人が集めて、いっしょにお墓を作った人のやさしさにも感動しました。自分がありがとうって伝えに行く、行きはその思い。

帰りはいいお墓作ってもらってよかったなっていう後世の人のやさしさにジーンと来て帰るっていう。そして義経も信繁も赤穂浪士も、日本人みんなが大好きじゃないですか。でもみんながお墓参りをしているわけじゃない。歴史上の偉人でも記憶から忘れ去られる人っていうのは山ほどいるんです。だからお墓参りをすることで、その人の生き様などを伝えていく。その人を忘れないためにもどんどんお墓参りに行ってほしいですね。

別に血はつながってなくても、自分が気持ちを重ねているような人、例えば敗者になった人とか、そういう人たちに何かかけたい言葉があれば、ぜひお墓に行ってみてください。

坂本七奈 テレビ大阪アナウンサー コメント

坂本七菜 テレビ大阪アナウンサー コメント

改めてお墓からニッポンを見るっていう視点がすごく楽しかったです。

お墓参りは家族で行くことが普通だと思っていましたが、七墓巡りのようにみんなでお墓を回るという時代もあれば、参るお墓と埋める場所が違う時代もあったりとか、今までのお墓に対するイメージが変わりました。 私もそうだったように、周りには自分のお墓をどうしようとか考えてない友人が多かったんです。でも番組(SEASON1や2)を見てくれて、「今度お墓参りしたらどんなんだったか見てみるわ」とか、「ウチのお墓めっちゃ古いと思うねん」とか、お墓の話で盛り上がるということがありました。みんなお墓参りにはちゃんと行っているんですけど、どうして行くのか、どんな思いで行くのか、どんなお墓なのか、どんな先祖だったのかを考えるようになったって言ってもらえたのが、私もうれしかったです。

シーズン3は今までになかった現地に行って地元の人の話を聞くというのがおもしろかったですね。そこで暮らしている人の声というのがものすごく勉強になりました。

“お墓の番組”と聞くと難しいと思ったりするかもしれないですけど、番組を一回見てもらったらお墓の見方が変わると思います。今までのお墓参りに行くときの気分がグッと変わって、お墓があるということがすごくありがたいと感じられると思います。

お墓は皆さんに関係のあることだと思うので、本当に気軽に見ていただけたらなと思います。

徳岡プロデュ―サー コメント

徳岡プロデューサー コメント

今回のテーマは“一撃に賭けた男たち”。

なぜ彼らは今も愛され続けているのか、なぜ日本人の心を揺さぶるのか。

その秘密は、一撃に賭けざるを得なかったという、リーダーとしての苦渋の決断だと思いますので、それをしっかりと見せられる再現VTRにしなければと。再現VTRに命賭けました(笑)。

これまでシーズン1は庶民のお墓の歴史を、2は考古学的な視点でお墓の形を、シーズン3に関しては全く別の角度、民俗学的な形、習俗、風俗っていう文化的な面から見ていきました。

タイトル通り、そこから日本を見つめ直していきたいなっていうのがテーマとしてあります。

お墓を参ることによって当時の息遣いを感じることができればと思っています。

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