勝手口まで米や酒を運ぶ「御用聞き」、現代では宅配に代表される物流業界がその役割を担っている。客の困りごとやニーズに耳を傾ければ、それがビジネスに結びつき、さらに個人のみならず、社会問題の解決にも繋がっていくのだ。この番組では、そういった顧客のニーズを傾聴してきた物流企業らが姿を変えて進化、私たちの未来を支える縁の下の力持ちになっている様を追う。
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病院を救った物流のチカラ

コロナ禍で浮き彫りになった病院の慢性的な人手不足。その病院の危機を救ったのが院内物流、すなわち病院の中のモノの管理と輸送。白衣を纏い、看護師と変わらない格好で各部署にジャストインタイムで過不足なく物資を届け、滅菌や消毒までやるその仕事ぶりは、まさに病院の救世主だった。

インド医療ビジネスを切り拓く御用聞きのチカラ

人口約14億人、中国を抜いて世界一になったインド。医療格差も大きく、病院の数、医師の数をはじめとするデータすら無かったインドに乗り込んで、その情報インフラから整備し始めた物流系企業があった。彼らが手始めに行ったのは、インド医療の御用を聞くこと。未開のインド医療市場をこじ開けて邁進する彼らの姿を追った。

2024年問題共働で乗り切る

自走ロボットが広い倉庫を縦横無尽に走り回り、あっという間に梱包までやってしまう最先端の物流センターに潜入。驚くべきロボットテクノロジーで、増加する通販、ECビジネスを下支えする物流のチカラは、同時に2024年問題解決の糸口を示していた。

ふるさと納税の悩みを解消した物流の仕組み

これまで時間指定配送が困難だったふるさと納税の返礼品で人気の生鮮食品。客と生産地からこの悩みを聞いたふるさと納税運営サイトと物流がタッグを組んで困りごとを解消する。カギを握ったのは専門性を極めた倉庫の利用だった。結果、産地の悩み、客の悩み、物流企業の2024年問題解決の助けとなる配送が可能になった。

買い物弱者を救うアイデアウーマン

買い物できる店が遠い、宅配を受け取りたいが留守が多い、女性の一人住まいなので家で直接受け取るには抵抗がある。そうした消費者の悩みに応えるサービスを作って、通販の実勢を急成長させたアイデアウーマンがいる。彼女のアイデアは、客の利便性を向上させるだけでなく、物流の2024年問題を救うヒントにも。客の御用を聞いて三方よしに導くその手腕を探った。

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