昨年度10連覇を達成し、名実ともに大学ハンドボール界の女王となった大阪体育大学女子ハンドボール部。チームを支えるのが、現役大学生にして、日本代表「おりひめジャパン」にも選出された4年生の石川空(いしかわ そら)だ。「潰瘍性大腸炎」という難病をかかえ、激しい運動が容易でない中、療養しながらハンドボールを続け、エースとして奮闘している。今年が大学生活最後。有終の美を飾りたいが、監督は「史上最悪の世代」と評する。最終学年としてチームを支える自覚、さらに代表活動を通してハンドボールの難しさに苦しみながら葛藤し、逆襲に燃える姿に密着する。