【みどころ】
男子のプロ野球ですら経営が難しいといわれている中、ことし4月に開幕した女子プロ野球リーグ。日本における女子硬式野球人口は約600人。決して多いとは言えず、これまでは女性が野球を続けられる環境は整っていなかった。
たった2チームしかないリーグだが、そこで戦う30人の女子プロ野球選手にとって、プロとして野球が続けられることは“夢”を叶えたといえる。
しかしプロになったことがゴールではない。観客を集め収益を上げていかなければ、野球を続けていくことはできないのだ。球団も利益を上げて運営していくために様々な取り組みを始めている。
野球を続けていくために戦い続ける女子プロ野球選手に密着し、彼女たちの野球にかける“想い”を伝える。
【ナレーター】
水樹奈々 (プロフィール)
水樹 奈々
1980年1月21日生まれ、愛媛県出身。
現在放送中のアニメ、テレビ東京系列「NARUTO-ナルト- 疾風伝」( 日向ヒナタ役)や、 「テガミバチ」(シルベット・スエード役)など、声優として数々の作品に出演。
また歌手としては、去年、紅白歌合戦に出場。オリコンCDアルバムチャートでも1位を獲得するなど活躍。趣味は「音楽鑑賞」。特技は「書道」。
【内容】
京都アストドリームスの梅本由紀選手は女子野球界屈指のスラッガーだ。梅本選手は野球好きだった父親の指導の下、子どもの頃から野球をしてきた。
高校までは男子硬式野球チームに所属、その後も専門学校で野球部に所属するなど野球漬けの生活を続けてきた。そんな梅本選手を支えてきたのが、子どもの頃から一緒に野球をしてきた兄だった。
辛いときには話を聞いてアドバイスをくれた優しい兄…しかしその兄が4年前に心筋梗塞で急死してしまう。一度は野球をする気力も失ってしまった梅本選手だが、いまは亡き兄の分まで野球を続けていきたいと、女子プロ野球選手になった。
梅本選手の夢は女子プロ野球リーグ初のホームランを打つこと。果たして熱い“想い”を込めた白球を観客席まで届かせることができるのか?