カメラマン 北京支局
交流人事でテレビ東京に出向、北京支局の特派員をしています!
北京支局ってどんなところ?
北京の中心・天安門から3km程の場所にオフィスを構えています。日本人記者2人、日本人カメラマン1人、中国人アシスタント3人、中国人カメラマン2人、ドライバー1人、お手伝いさん1人の総勢10人で日々、日本へニュースを届けています!写真の通り、仲の良い職場で楽しく働いています。
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どんなお仕事をしていますか?
首都・北京は主に政治が動く場所。政治が動けば経済も動きます。そして中国の経済が動けば日本が、世界が動きます。影響力が大きい分、取材の対象範囲はとても広くニュースのネタが尽きることはありません。とりわけ今、中国では習近平指導部によって経済分野への規制が日に日に強まっています。経済成長が進む華やかな一面の裏側で、政府の方針に翻弄される企業や国民の中には表立って声を上げられない人たちがいます。我々海外メディアは中国当局からの取材制限を受けることもあり、難易度が高い取材も多いですが、現場で聞いた生の声をできる限り取材し日本へ届けたいと思っています。
フォト 米中首脳会談における中国側の狙いを解説
WBSで北京支局から中継しました
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力を入れているプロジェクトはありますか?
WEB配信の強化です。 120万人の方にチャンネル登録していただいている「テレ東BIZ」の中でこの夏、「深層中国」という連載企画を立ち上げました。私たち北京支局の記者が中国の政治・経済の最新情勢を伝える10分程度のニュース動画です。時間をかけて背景を説明しなければならないような社会問題や、複雑で難解な経済ニュースなどはテレビだとどうしても伝えきれない内容が出てきます。そうした内容を取材に当たった私たち記者の解説も交えながら配信しています。ニュースへの理解がより深まればいいなと思いながら制作していますが、これがなかなか難しく、結局、説明ばかりの動画というものは退屈になってしまうものです。ニュースとしてはやや長めの10分の動画を興味深く最後までご覧いただくにはどうすれば良いか、試行錯誤を続けています。
フォト テレ東BIZ「深層中国」
今後コンテンツ数を増やしていきます
北京の生活で、驚いたことを教えてください。
暑い!寒い!便利!しかし、全てが適当!今年の夏は40度にまで気温が上がり、この原稿を書いている11月22日はマイナス6度まで気温が下がりました。これからさらに寒くなり例年マイナス20度くらいまでは冷え込むそうです。あと驚いたのは、配車アプリと食事配達アプリの使い勝手が良すぎるところです。北京市中心部なら5分でタクシーを呼べる上に乗車料金は日本の2割くらいの値段。食事もすぐに配達してくれるしとっても便利です。しかし、いろいろと適当でいい加減なのが中国。住んでいる家の設備は本当によく壊れます。トイレのドアがいきなり開かなくなったり、上から何か落ちてきたり。ネット通販で届いた商品は箱が開いていたり、中身が壊れていたりなんてことは日常茶飯事です。
"北京に駐在して良かった!"と思える経験を教えてください。
広い中国を飛び回って取材できるのは本当に楽しいです。北京支局の特派員なので、やはり北京での取材業務がメインとなります。しかしこの広い中国、ニュースがあればどこにでも出張します。2021年6月に赴任して約5ヶ月、北京周辺以外にこれまで山東省、遼寧省、広東省、雲南省などに行き、社会・経済・歴史問題など色んなジャンルのニュースを取材しました。これまで見たことのなかった世界が目の前に広がっています。自分の目で見て、自分の耳で聞いたもの、そこで自分が感じたことを伝える、とても刺激的な仕事だと思います。
フォト 恒大集団の経営危機問題を取材
広東省の本社ビル前には多数の警察の姿が
フォト 雲南省の少数民族の村を取材
中国の貧困問題を取り上げました
フォト 遼寧省の”小京都”を取材
日本による侵略だと批判を浴び施設は即閉鎖に
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