粉雪や綿雪など、形の違う雪ができるのはなぜ?
雪の結晶は、上空の温度や水蒸気の量などによってさまざまな形をしています。
また、比較的気温が高いときには、大きく成長した結晶どうしがくっつきやすくなります。

『綿雪』は、雪の結晶がくっつき合って降るものです。
『ぼたん雪』ともいわれるこの雪は、比較的暖かいときに見られます。
一方、『粉雪』は寒いときに降ります。これは、個々の結晶がくっつきあうことなく降ってくるものです。
上空が暖かい場合、地上付近の温度も高くなることが多いので、『綿雪』は積もらずに溶けることが多いですが、地上の気温が0℃より低ければ、『綿雪』でも『粉雪』でも溶けずに残ります。
  
なお、『あられ』も雪の仲間といえます。『あられ』は、雪の結晶が雲の中を落ちるときに、まわりに水の粒が凍りついたものです。
  監修:高橋庸哉さん(北海道教育大学助教授)