太陽の温度は、どうやって計ったの?
太陽の温度は、太陽が発している光の色を調べることでわかります。

太陽のような恒星は、さまざまな波長の光を出していますが、その割合は、恒星の表面温度によって異なります。
温度が低いときは、波長の長い光が多いので、赤色に見え、温度が高くなると、波長の短い光の割合が増えるので、青く見えるようになります。
つまり、どの波長の光が多いかを調べれば、その恒星の表面温度がわかるのです。

太陽もまた、さまざまな波長の光を出しており、太陽の光をプリズムで分けると、虹のような7色になります。
そして、どの色の光が多いか調べると、実は緑が一番強いのです。
このことから、太陽の表面温度は約5,700℃だとわかるのです。

ちなみに、太陽が白っぽい黄色に見えるのは、空気によって青色の光がいくらか散乱して(『どうして空の色は青く見えるの?』参照)、おもに赤〜緑の光が混ぜ合わさった色になるからです。