寒くなると、どうして『霜』がおりるの?
『霜』は、空気中に含まれていた『水蒸気』が『氷』の結晶になって、 地面や葉の表面などにくっついたものです。

空気は常に水分を、『水蒸気』の形で含んでいます。
夜になって空気の温度が下がると、含むことができる水蒸気の量は少なくなり、余った水分が追い出されます。

このとき、地面近くの温度が0℃以下になっていると、水ではなく氷が出てくるのです。
これが、地面や葉などにくっついたものが『霜』なのです。

なお、雲が少ない夜には、地面から熱が逃げるのがはやくなるので、深夜から早朝にかけて『地面に近いほど温度が低い』という状態になります。
したがって、気温が2℃くらいでも地面や葉の表面に霜がつくことがあります。