どうしてイチゴには『ごま』のようなものがたくさんついてるの?
イチゴの表面についている『ごま』のようなものの正体は『果実』です。

多くの果物では、『子房(めしべの下部)』が大きく成熟して『果実』となり、種子はその中に包み込まれます。

しかし、そうでない果実もあります。
『イチゴ』の場合、私たちがふつう『果実』だと思っている部分は、実際には『花托(花の付け根)』が大きくなったものです。
そして、その表面に小さい『果実』がたくさんつきます。

このような仕組みから、イチゴは『偽果』つまり『ニセの果実』と呼ばれることもあります。代表的な『偽果』としては、他に『りんご』や『パイナップル』などが挙げられます。
   
  監修:藤井伸二さん(大阪市立自然史博物館)