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尻尾がある動物にとって、尻尾は手足のように大切な働きをしています。
例えば、カンガルーは体の支えに、クモザルは枝にぶら下がるのに尾を使います。また、犬は走るときに、尾を使ってバランスをとっています。
尻尾の起源は、魚が泳ぐために尾ひれを進化させてきたことにあります。そして、魚から進化した動物が陸に上がるようになって、それぞれの役割を持つようになったのです。
その一方で、尾を退化させて適応した動物もいます。例えば、人間やゴリラなどは、地上で生活するのに必要のない尻尾は失われ、今では名残として「尾骨」があるだけになっています。 |