蝶(ちょう)の翅(はね)に付いている粉はなに?
蝶の翅に付いている粉は『鱗粉(りんぷん)』といい、蝶の体に生えた細かい毛が変化したものです。

鱗粉は、透明な翅の表面をおおっていますが、できる場所によって色が異なり、蝶の種類ごとの模様と色になります。
蝶は、この模様と色で仲間を見分けたり、天敵から身を守ったりします。

また、蝶は鱗粉が落ちて雨にぬれてしまうと、うまく飛べなくなります。
これは、鱗粉に水をはじく力があって、蝶の翅や体が雨にぬれるのを防いでいるからなのです。