どうしてケガは自然に治るの?
人間の体は、たくさんの細胞からできていますが、これらの細胞は互いに連絡を取り合って、足りないところを補おうとします。

ケガをすると血が出ますが、血液の中に含まれる「血小板(けっしょうばん)」が空気にふれることで固まり、カサブタになります。
そして、カサブタの下では、ケガをしたことを知った傷口のまわりの細胞が分裂をはじめ、失われた細胞を作って皮膚を再生します。

カサブタは、皮膚が再生し終わるまで傷口を守る、大切な役割をしているのです。やがて、皮膚の再生が終わると、カサブタははがれ落ち、元通りに戻ります。