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爪には感覚器も神経もないので、切っても痛みを感じないのです。
皮膚には、外部からの刺激を感じる4種類の『感覚器』(痛点・温点・冷点・圧点)があります。それぞれの『感覚器』でとらえた刺激は神経を通って脳に届き、そこではじめて『痛い』『熱い』などと感じるのです。
動物は、皮膚にある『感覚器』によって痛みや熱などを感じることで、周囲にある危険なものを回避しています。
特に、さまざまな物に触れる指先には、多くの『感覚器』が集まっています。
しかし、指先を守るものがなければ、つまずいたときや戦いのときなど、すぐに指先が傷ついて、いつも痛みを感じることになってしまいます。
硬い爪には、指先をケガから守る役割があります。
爪は皮膚の一部ですが、爪には生きた細胞はなく、感覚器も神経もないのです。 |