どうしてサメの歯は何回も生えかわるの?
サメやエイなどの『軟骨魚類』は、たくさんの卵から、哺乳類よりも未熟な状態で生まれてきます。
しかも、生まれたときから親に頼らずに生きていく必要があります。

だから、生まれたときから歯が生えており、成長する体に合わせて、歯も生えかわるのです。

サメの歯には『歯根』がなく、歯茎で支えられていないので、獲物をとるときに抜けることがよくあります。
しかし、使っている歯の後ろには、6列から10列もの『予備の歯』があり、それが前に出てきて埋めるようになっているのです。
そして、空いたところには、また新しい歯が準備されるのです。
   
  監修:海遊館