 |
犬の鼻は、人間とおなじように、涙を出す器官『涙腺』とつながっています。
犬の鼻がいつもぬれているのは、涙腺から出る分泌物が常に鼻の表面を湿らせているからなのです。
この分泌物は、緊張しているときには多くなり、眠っているときなどリラックスしているときには少なくなります。
また、犬はぬれた鼻で風向きを知るともいわれています。
私たちが指先をぬらして風向きを調べるように、鼻の表面がぬれているほうが、風向きを感じやすいのです。
野生の犬は、狩りのために集団で長い距離を走ることが多く、そのために『風向きを知る』ことが重要だといえます。 |