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多くの昆虫にハネがあるのは、エサをとったり逃げたりするのに空を飛んだほうが有利だったので、生き残ったためと考えられています。
まず、ハネがあると行動範囲がずっと広くなります。
例えば、バッタなどは餌場を求めて大群で飛んで移動します。
また、トンボなどは、すごく速く飛べるので、空中で小さい虫をつかまえることができます。
ただし、生まれたときからハネを持っている昆虫は多くはいません。
ハネのない『幼虫』は、サナギから成虫になる過程でハネを生やします。これを『羽化』といいます。
とはいっても、成虫でもハネのない昆虫もいます。これらの昆虫は、土や水の中で生活するため、ハネが退化してきたと考えられています。 |