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『スイカ』は、ヘチマやキュウリと同じ『ウリ』のなかまです。
ヘチマにもキュウリにも、縦向きにシワのようなものが入っています。
スイカの黒い縞模様も、このシワと同じものといえます。
しかし、どうしてあのように目立つ縞模様になったのかについては、まだはっきりと解っていません。
一説としては、スイカの原産地である乾燥地帯で、コンドルなどの大きな鳥に種を運んでもらうために、遠くからでも見えるものだけが現在に残ったと言われています。
また、生産者にとって、縞模様が熟れぐあいを知る目安となるので、模様がはっきりするように改良してきた、という面もあります。
『スイカ』を、黒い縞模様にそって切ると、中に種がたくさん並んでいるのが見えます。
しかし、縞のないところを切ると、種はあまりありません。
つまり、黒い縞模様はスイカの種のつくところにできているのです。 |