どうしてヘリコプターはプロペラで空を飛べるの?
ヘリコプターは、上部にある『主ローター』と、後部にある『補助ローター』の働きで空を飛びます。
機体を持ち上げる働きをするのは『主ローター』のほうです。
扇風機を回すと風が吹くように、主ローターを回すと空気が下向きに吹き降ろされそのときに機体を持ち上げる力が生じます。この力を『揚力』といいます。

ところが、主ローターを回すときに、機体は主ローターが回る方向と反対向きに回ろうとします。
補助ローターの働きは、その回転を止めて機体の向きを安定させることにあります。
  監修:宝多卓男(生野高校教諭)