ブーメランを縦に投げると、投げたところに帰ってきますが、これは、翼と風が方向を変える力を作り出しているからです。

ブーメランの翼は、飛行機と同じように、片側は平らで、もう片側は丸い形をしています。この翼が風を受けると、丸い形の方に、ブーメランを押す力＝揚力が生まれます。

ところが、縦に投げたブーメランは、回転しているので、上は風向きが逆になり、下は風向きが同じなので、押す力は上の方が強くなって、立ったブーメランを倒そうとします。
しかし、ブーメランは前に進んでいるので、倒そうとする力が方向を変える力になって投げたところへ戻ってくるのです。