冷たいものをさわると、やけどをしたときのように、皮膚が赤くはれたり、ただれたりすることがあります。
これは、皮膚や筋肉の細胞が凍(こお)って壊れることで起きるもので、このような状態を『凍傷』(とうしょう)といいます。
食べ物などを冷やすのに使われる『ドライアイス』は、二酸化炭素を冷やして固体にしたものです。
水は約0℃で氷になりますが、二酸化炭素はもっと低い温度でないと凍りません。
『ドライアイス』は-79℃という、たいへん冷たい温度になっているので、ちょっとさわっただけでも、すぐに『凍傷』になってしまうのです。
冬の寒い日に『しもやけ』になる場合がありますが、これも軽い『凍傷』の一種です。
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