色鉛筆の色はどうやって作るの?

色鉛筆の芯(しん)は、“色のもと”である『顔料』(がんりょう)を、接着剤の役割をする『タルク(滑石)(かっせき)』や『ロウ』などと混ぜ合わせて固めたものです。

『顔料』とは、“色のもと”になる粒のことで、鉱石や粘土から採られ、古代から壁画や化粧に用いられてきました。

『顔料』で描くためには、それをくっつけるものが必要になりますが、その種類や配合によって油絵具や水彩絵具になったり、色鉛筆になったりします。

色鉛筆で接着剤として使われている『タルク』は粘土の一種です。
やわらかくて付着力(くっつける力)が強く、普通の鉛筆のように芯を高熱で焼き固める必要はありません。
ですから、色鉛筆の芯は普通の鉛筆よりもやわらかい芯になります。

なお、現在使われている『顔料』は、石油などから化学的に作られたものも多くなっています。