どうして氷の上を歩くとすべるの?

氷の上を歩くとすべるのは、氷の表面と靴底の間で氷が溶けて、水の膜ができるからです。

雪の上を歩いたときに氷が溶ける理由は2つあります。

ひとつは、『圧力』によるものです。
『圧力』を加えられたものは、より小さくなろうとします。
水の場合、『氷』よりも『水』のほうが体積が小さいので、人間が上に乗ると、氷は溶けて水になろうとします。
(水以外の物質では、液体よりも固体のほうが体積が小さいのでこのような現象は起きません。)

もうひとつは、『摩擦』によるものです。氷の表面と靴底の間に『摩擦』が生じると『熱』が発生し、氷が溶けます。

雪の表面と靴底の間に水の膜ができると、そこだけ『水が流れる』ことによって滑りやすくなってしまうのです。