レモンや梅干は『アルカリ性食品』に分類されています。
しかし、レモンや梅干の汁をリトマス試験紙で調べると、酸性を示します。
実は、『アルカリ性食品』か『酸性食品』かという分類は、次のような方法で行なっています。
まず、調べたい食品を『るつぼ』に入れて焼き、灰にします。
この灰に蒸留水を加えてかき混ぜ、上澄み液をリトマス試験紙で調べます。
上澄み液がアルカリ性であれば、もとの食品は『アルカリ性食品』、酸性であれば『酸性食品』に分類するのです。
『カリウム』や、『ナトリウム』『カルシウム』を多く含む食品は『アルカリ性食品』になります。
レモンや梅干を含め、たいていの野菜や果物には、こうした成分が多く含まれているので、『アルカリ性食品』になるのです。
ちなみに、『アルカリ性』と『カリウム』の語源は、ともにラテン語の『灰』という言葉です。
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