どうして『もち』はのびるの?
『もち』がよく伸びるのは、『もち』を作る『もち米』に『アミロペクチン』という粘りの強い『でんぷん』が多く含まれているからです。

米のおもな成分は『でんぷん』です。
この『でんぷん』には、分子の形がまっすぐな『アミロース』と、分子に枝分かれがたくさんある『アミロペクチン』という、2つの種類があります。

米を炊いたり蒸したりすると、『でんぷん』の分子が互いに絡み合いますが、枝分かれのある『アミロペクチン』の割合が多いほど、ネバネバとした状態になります。

『もち米』には、特に『アミロペクチン』が多く含まれているので、『もち』は粘りが強く、よく伸びるのです。