どうして『のり』でくっつけられるの?
紙などを貼りつけるときに使う『のり』は、『でんぷん』でできています。

『でんぷん』は、たくさん『糖』が長く連なってできていますが、その途中に『枝分かれ』がたくさんあるので、分子どうして絡み合います。

『でんぷん』と『水』を混ぜると、この絡み合いがほどけて、柔らかくなります。
水が少ないとネバネバに、水が多いほどサラサラになります。

柔らかくなった『でんぷん』は、やはりたくさんの『糖』でできている 『繊維』とも絡みやすいので、紙や布に付けると、乾いて固くなったときにしっかりと紙や布に貼りつくのです。
しかし、『でんぷん』は『金属』とは絡まないので、金属に貼り付けるのには向いていません。