どうして缶ジュースには『スチール缶』と『アルミ缶』があるの?
飲料用の缶は、胴体にフタ、底をくっつけた『3ピース缶』と胴体と底が一体になった『2ピース缶』があります。
3ピース缶はスチールで作られていますが、2ピース缶にはスチールとアルミの両方があります。

コーヒーなど、『温かい』飲み物には、3ピース缶を使います。
『3ピース缶』は、厚さがが一定のスチールで作られており、丈夫なので、これらの飲み物が冷めて缶の中の圧力が下がっても、缶がつぶれません。また、ミルクコーヒーを缶に入れる場合は、殺菌処理をするため、強い缶でなくてはいけません。

一方、『2ピース缶』は、ビールや炭酸飲料などに用いられます。
これらは、缶の内側から圧力がかかるため、薄くてもつぶれません。
『2ピース缶』は、加工しやすいアルミで作られていましたが、技術が向上した近年では、スチールで作られることもあります。
   
  監修:大和製罐株式会社