『京都・恋と裏切りの嵯峨野』大人気の「十津川警部シリーズ」。京都の嵯峨野を舞台に、十津川警部が殺人事件に挑む。事件の裏に秘められた哀しい物語とは？

番組内容

十津川警部は亀井刑事の勧めもあり、仕事の疲れを癒すため京都に向かった。行きつけの旅館に着いた十津川警部は、悲しみを秘めたある一人の女性を見かける。女将の芳子の話では、彼女は東京からの客で失恋旅行なのではないかとのこと。しかし、十津川警部はその女性が、気になって仕方がなかった。翌日、嵯峨野を訪れた十津川警部は、ある念仏寺で、幼い子供の石仏を何か思いつめたように見ているその女性を目にする。

番組内容２

そして十津川警部は、その女性が寺のノートに書き残した文章を見た。そこには「私は彼を殺します。ゆみ」との文字が書かれていた。すぐさま十津川はその女性を追いかけるが、姿を見失ってしまう。旅館に戻った十津川警部は、芳子からその女性の名を聞くが、彼女はゆみではなく、「高木亜木子」という名前で宿泊していた…。

出演者

十津川省三…渡瀬恒彦
高木亜木子…田中美奈子
竹宮吾朗…篠井英介
西本刑事…堤大二郎
石野警部…原田大二郎
三上刑事部長…小野武彦
本多捜査一課長…小野ヤスシ
旅館の女将・芳子…松原智恵子
脇坂…古尾谷雅人
亀井定雄…伊東四朗 ほか

原作脚本

【原作】西村京太郎「京都 恋と裏切りの嵯峨野」(新潮社刊)
【脚本】安本莞二

監督・演出

【監督】中村金太