ストーリー
Story
妹を殺害された兄の「葛藤の10年」
自分の家族を殺した犯人を許せますか?
親からも、社会からも見捨てられた「元犯罪者」に
温かい手を差し伸べられますか?
親からも、社会からも見捨てられた「元犯罪者」に
温かい手を差し伸べられますか?
「なんで… 俺が犯罪者の面倒を
見なあかんねん!」
しかし、男は差し伸べ続けている。
つかんだその手を離さない。
―― そのわけとは ――
つかんだその手を離さない。
―― そのわけとは ――
ふたつの問題と向き合い、
自問自答しながら生きる…
加害者と被害者の間で闘ってきた、
男性の10年間に密着したドキュメンタリー
自問自答しながら生きる…
加害者と被害者の間で闘ってきた、
男性の10年間に密着したドキュメンタリー
10年前、関西の中小企業7社が集まり、あるプロジェクトが発足した。
元受刑者に住まいや仕事を提供し、再犯を防ぐ「日本財団職親プロジェクト」。
受刑者の半分が出所しても仕事や居場所がなく、再び罪を犯していた社会問題に立ち上がったのだ。
しかし、参加者の中にひとり複雑な思いを抱えた男がいた。
大阪の建設会社・社長の草刈健太郎さん…
大切な妹を殺された悲しい過去があった。
元受刑者に住まいや仕事を提供し、再犯を防ぐ「日本財団職親プロジェクト」。
受刑者の半分が出所しても仕事や居場所がなく、再び罪を犯していた社会問題に立ち上がったのだ。
しかし、参加者の中にひとり複雑な思いを抱えた男がいた。
大阪の建設会社・社長の草刈健太郎さん…
大切な妹を殺された悲しい過去があった。
元受刑者を相手に、冷静な気持ちでいられるのか?
当初、活動に気が進まなかった草刈さん。
少年院を出たある青年との出会いをきっかけに、のめり込むように全国各地の刑務所・少年院を訪問し、多くの元受刑者らに手を差し伸べてきた。
窃盗・薬物・詐欺など再び、犯罪に手を染める者たち…
草刈さんは親のように見守り続ける、「心を鬼に、仏にしてー」
少年院を出たある青年との出会いをきっかけに、のめり込むように全国各地の刑務所・少年院を訪問し、多くの元受刑者らに手を差し伸べてきた。
窃盗・薬物・詐欺など再び、犯罪に手を染める者たち…
草刈さんは親のように見守り続ける、「心を鬼に、仏にしてー」
「妹」を殺した、犯人との対峙ー
活動を始めて7年ー。
ロサンゼルスの刑務所に服役中の妹を
殺害した夫・チェイスが
仮釈放される知らせが舞い込んでくる。
チェイスからは、一度も謝罪も手紙もない。
その彼と面会することを決意した草刈さん。
元加害者を支援し続ける葛藤の間で
再び、犯罪者への憎悪に
支配されてしまうのか…?
ロサンゼルスの刑務所に服役中の妹を
殺害した夫・チェイスが
仮釈放される知らせが舞い込んでくる。
チェイスからは、一度も謝罪も手紙もない。
その彼と面会することを決意した草刈さん。
元加害者を支援し続ける葛藤の間で
再び、犯罪者への憎悪に
支配されてしまうのか…?
「母が父を殺した」少年との出会い
東北の少年院に呼ばれた草刈さん。
待っていたのは、母が父を殺したという少年だった。
面接で思わずかけた言葉が「家族になったるわ」。
少年は涙した。
その後で働くことになり…
待っていたのは、母が父を殺したという少年だった。
面接で思わずかけた言葉が「家族になったるわ」。
少年は涙した。
その後で働くことになり…
10年で手にした「信念」。
「更生の道」は拓くのかー
「更生の道」は拓くのかー
いくつかの葛藤を乗り越え、草刈さんが手にしたものがある。
"加害者をなくせば、妹のような悲劇をうまない"…という信念。
その信念はわずかな「希望」も生んだ。
更生へと歩む元受刑者と活動を支えてきた仲間たち。
殺害された妹から届いた贈り物だと胸に刻み、更生へと歩んだ10年
その思いはどこまで実を結ぶのかー
"加害者をなくせば、妹のような悲劇をうまない"…という信念。
その信念はわずかな「希望」も生んだ。
更生へと歩む元受刑者と活動を支えてきた仲間たち。
殺害された妹から届いた贈り物だと胸に刻み、更生へと歩んだ10年
その思いはどこまで実を結ぶのかー