今回は、昨年撮影した、盛夏の鮎の友釣りをご紹介。
舞台は福井県・九頭竜川。
大鮎釣りで有名な中部地方屈指の人気フィールドだ。
そんな九頭竜川に2人の鮎釣りエキスパートが訪れた。
日本最高峰の鮎釣りトーナメントで優勝、準優勝など、輝かしい実績を持つ、岡崎孝。
そして、瀬の釣りを武器に、同大会で3度の栄冠に輝いた、瀬田匡志。
9月の九頭竜川本流では、良型鮎が飛び交い、多くの鮎釣りファンで賑わっていた。
しかし、岡崎が入ったのは本流脇の分流。
人が少なく、竿抜けになりやすいという。
まずは分流で、元気な鮎を確保し、本流でサイズアップを目指す作戦だ。
すると、狙い通り分流ではヒット連発!入れ掛かりに!
釣れたアユには、美しい追い星が見て取れる。
鮎は1年でその生涯を終える、年魚。
産卵を意識して追い星が出るこの時期こそが、大鮎が最も期待できる季節だ。
そこで、いよいよ本流に移動。
大鮎に狙いを定める。
すると、早速アタリが!竿が大きな弧を描く。
本流には大物が潜んでいた。
一方、瀬田が最初に選んだポイントは
岩盤と大きな石が複雑な流れを形成するエリア。
仕掛けをセットし、瀬におとりを投入。
すると、突然竿が絞り込まれた!
豪快に抜きあげ、鮎ダモに収まったのは、いきなりの良型!
瀬田は更なる大鮎を求め、瀬が一面に広がるポイントへ。
ここからが瀬釣りを武器に数々の栄冠を手にしてきた瀬田の真骨頂!
胸元まで水に浸かり、激流の中におとりを通す。
「これは凶暴な奴がきたでー」
一気に竿が絞り込まれた!
解禁が待ち遠しい鮎釣りに思いを馳せる30分!
どうぞ、お楽しみに!