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2024年3月9日

夕方5:30~6:00放送

流氷の海で挑む!
知床羅臼 サクラマスジギング

舞台は世界遺産知床の東南側に位置する羅臼町。陸地には雪が降り積り、真っ白に染まった知床連山が幻想的な風景を作り出している。海には流氷が漂い、なんとも神秘的な光景が視界一面に広がる。
そんな絶景の中で狙うターゲットは幻の魚、サクラマス。

サクラマス釣りといえば、産卵のため、川に遡上した魚を岸から狙うのが、一般的だが、今回は、遡上前に沿岸に寄ってきたサクラマスを船からジギングで狙う。
この時期のサクラマスは、遡上に備え、エサを活発に捕食する。そのため、ジグにも反応が良く、一日で二桁釣果も珍しくない、今人気急上昇中の釣りだ。
やってきたのは、普段、地元岩手県の海にプレジャーボートを浮かべてサクラマスジギングを楽しむ佐々木修。そして、サクラマスを求めて地元北海道を飛び回るサクラマス釣りのエキスパート、佐藤博之。
午前6時、松法漁港。羅臼の冬は厳しい。海面は凍っており、−12℃の極寒の空気が港を漂っている。
佐々木「寒いですね!」
佐藤「釣って暖かくなりましょう!」
極寒の中でも気合十分。氷を砕きながら出船。
港を出て数分。見えてきたのは辺り一面を覆う流氷。朝日に照らされ、その一つ一つが宝石のような輝きを放っている。なかなかお目にかかれない光景に思わず見入ってしまう2人。
神秘的な景色を十分に堪能し、いざサクラマスジギングスタート。
サクラマスはエサとなる小魚についている為、船長の指示ダナを正確に探る技術を要する。
最初の指示ダナは60m。2人はそれぞれ好みのルアーをチョイス。シャクリを入れてルアーをアクションさせながら指示ダナを慎重に探っていく。突然、佐藤にヒット!
佐藤「きた!きた!」
丁寧な竿捌きで魚の引きをいなしていく。上がってきたのは本命サクラマス。淡く青みがかった白銀の輝きを放つなんとも神秘的で美しい魚体。待望の1尾目に不思議と体感温度が上がったようにすら感じる。
この海にはサクラマス以上に希少なターゲットも潜んでいる。
船長「隣の船で“キング”揚がった!」
“鮭の王様”と呼ばれるキングサーモン。日本では、釣れないと思われていた魚が、近年、サクラマスジギングで年に数本は釣れるという。
千載一遇のチャンス!船上の緊張感が高まる。果たして姿を現すのか?
世界有数の絶景を臨みながら幻の魚を狙うことができる魅力満載のサクラマスジギング。その興奮と感動をあなたにも。
どうぞ、お楽しみに!

Angler

Map

釣り場所の地図
場所・ポイント
北海道・羅臼町
取材地連絡先

第二十一 澄丸
TEL:090-2697-3345

Tackle