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2022年5月21日

夕方5:30~6:00放送

幽渓・遊渓 九州のネイティブトラウト

「渓流魚を見るのが楽しくて、本当に好きなんですよね」
子供のような無邪気な顔で男はそう話す。

彼の名は小林将大。
ヤマメやイワナと言った、いわゆるネイティブトラウト釣りの名手だ。

幼い頃に読んだ魚図鑑の渓流魚に心惹かれ、大学時代はマス類の研究に没頭した。
渓流魚に会うために釣りの腕を磨いてきたアングラーだ。

今回、小林が訪れたのは、宮崎県の北部を流れる五ヶ瀬川。
九州エリアで釣りをするのは初めてだと小林。
初めてのフィールドに「ワクワクしますね、噂ではすごいいい川がいっぱいあると聞いているので、どんな渓流魚に会えるのか楽しみです」と、
釣り始める前から期待に胸を弾ませる。

まずは五ヶ瀬川の支流・鹿川(ししがわ)から釣り始める。
ルアーはシンキングミノーを使う。
色は渓流魚の好奇心を刺激するために派手な緑系のカラーにした。
そして、流れ込みや岩と岩の隙間など、
地形や流れの変化のあるポイントを重点的に攻める。

すると、ヒット!

釣れたのはヤマメ。
パーマークと呼ばれる小判形の斑紋が特徴的な美しい一尾だ。

記念すべき九州の初フィッシュに「薄く透明感があって、色がすごいキレイ。
このようにキレイな渓谷で釣れる一尾目は、すごく嬉しい」と、小林は言う。

そして「渓流魚は、岩だったり周りの景色に同化する。
同じヤマメでも川やポイントによってそれぞれ違う」と、小林。
それぞれに個性があり、それを観察するのがたまらなく好きなんだと言う。
その後も、的確にポイントを攻め、テンポよくヒットを重ねていく。

奥深い自然の中で美しい渓流魚と戯れる、
ネイティブトラウトの魅力が詰まった30分。
お楽しみに。

Angler

Map

釣り場所の地図
場所・ポイント
宮崎県延岡市五ヶ瀬川水系
取材地連絡先

五ヶ瀬川漁業協同組合
【TEL】0982-47-2240

Tackle