春まであともう少し。
しかし、水の中はまだ冬。
水温が低いこの季節、チヌの活性はかなり低い。海の底でじっとしている。
チヌを釣るのは至難の業だ。
今回のポイントは山口県周南市大島。
ここの釣り場は藻場になっていて、チヌの絶好の棲家になっている。
アングラー木村は言う。「低水温の時、チヌにとって藻はコタツのようなもの。暖かく自分の身も守ってくれて、出てきたくない。藻の中に潜むチヌをいかに誘い出して釣るかが今回のポイント。」
まるでチヌになったかのように、チヌの気持ちを話すのが木村の特徴だ。思わずチヌがエサを食べたくなるコマセの撒き方、チヌがエサを食う時のクセ、チヌが好む潮の動きなどなど、目から鱗の理論が次へと飛び出してくる。『来るよ!来るよ!』そして、木村の代名詞ともなった、チヌがエサを喰う瞬間まで分ってしまうスーパーメタルトップを使った次世代の釣り。手に伝わる竿の振動を通して、潮の動き、海底の変化、チヌの動きを察知する。
まさしく木村ワールド全開の30分。
どうぞ、お楽しみに!