磯釣りに魅了された男たち！
舞台となったのは鹿児島県薩摩川市・串木野新港から渡船でおよそ１時間。
数多くの磯が点在する「甑島」。
この甑島はグレ釣りでも有名だがもちろん他にも多くの魚種がいる魅力的な場所。
　この地に向かったのは、磯釣りが好き過ぎて十代の頃に大阪から和歌山に移り住んでしまったスーパーフレッシュアングラー池田翔梧２２才。彼は和歌山の磯からは出たことがなく、今回初めて九州の磯に挑む。そしてもう１人、グレマスターズ全国決勝大会にも何度も出場した名手、この甑島を知り尽くした男藤園賢一郎。
今回、２人のアングラーがターゲットにするのはもちろんクチブトグレ。

釣行１日目。２人は午前６時出船の船に乗り込み、上甑島・沖の瀬にあるコゴセという磯に上がる。池田は足早に準備を済ませ人生初、甑の磯にハリを落とす。その表情は期待に満ち溢れていた。一方、藤園も仕掛けを沈めし、潮目をじっと見つめている。
　グレは潮を釣れというぐらい潮の流れに敏感な魚。しかし、この２人に掛かれば潮目がグレの居場所を教えてくれているようなもの。一投目、ダブルヒットで釣果を上げると、３０センチから４０センチのクチブトが次々に釣れた。初日を終えてみれば６０匹以上のクチブトが彼らの手によって釣り上げられる。　
２日目。この日はテーマをサイズ狙いに絞る。場所は地磯の３番。
　足元にはキビナゴの魚影が濃く、サイズアップを狙うには打って付けのポイント。空が明るくなり始めたころ、藤園の竿先にアタリが。４０センチオーバーのクチブトが出迎えてくれた。
　一方、池田の竿には今のシーズンでは珍しい尾長がかかる。池田は和歌山以外でのグレの引きに圧倒されながらも、その後、次々と釣果を重ねる。
　磯釣りに魅了された男たちによる磯釣り好きのための30分。必見です！！